黒のストッキングは鼻血をもたらす魔法である

黒のストッキングをいつも身につけている。俺を呼び出す時にはチャコールグレーのスーツに黒のストッキング。黒のタイツではない。怪しく透ける足に無駄毛は見えないのだ。そして、鼻血が出そうな気分なのだ。

年上の女は蜜の味なのかもしれない。この蜜に毒されている自分がいることはすでに気が付いていた。俺だけでなくバイト先にマスターには完璧にバレている。

彼女から言われたことはパソコンを持ってくること。
そして、ブログをひたすら更新することだった。

ブログは最初はなんでもいいのかと思ったらそうでもなかった。
FC2ブログを指定されてとにかく記事の更新をした。

そして、記事に対してコメントが入るようになった。
このコメントに主が彼女だ。

ダメ出しもあったけど素直に直して更新を続けた。
60記事を投稿し終わったら、別のブログを書き始めろというから言われるままに別のブログサービスでブログを始めた。

彼女からは特別な説明はない。
とにかく、ブログを書くこと。
コメント回りをして仲間を見つけること。

これだけだった。
特に文体を変える必要ないみたいだ。
なんのために書くのかはわからないけど、とにかく書いてみたい。

毎日、2時間はブログを書いてみては、コメントをつけて回る。
これが日課になった。

ある日のこと彼女から連絡がきた。

パソコンを持って家にきてというものだ。

年上の女の部屋はどんな部屋何だろうか。

興味津々なのだ。

パソコンをスリーに入れて走っていった。
住所にしたがって家についてみたら、どう考えても億ションだった。
玄関の扉が開くとジーンズ姿の彼女が立っていた。
ジーンズの下には黒のストッキングだ。

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